このブログは、中学受験において「塾なしで最難関校を目指す」ことができるように、理科の学習内容を網羅的に学べる記事を書いています。
というわけで、このカテゴリー「中学受験・網羅する化学」では、理科の中でも化学分野について網羅的に見ていきましょう。
初回である今回は、化学について具体的に学ぶ前にまず、「そもそも『化学』って何なのか?」ということについて見ていきましょう。
「化学とは何か、説明しなさい」に答えられますか?
化学を学ぶ際、生徒によく聞くのが、この「化学って何か説明できる?」ということです。
これに対して、ほとんどの子が明確には答えられない。それなのに、具体的な内容をどんどん学ぼうとしていたりする。
これって例えるなら、イマイチよく分かっていないスポーツ競技を、うまくなろうとして素振りや筋トレをやっているようなもの。
そんな状況のまま進まないように、まずは最初の段階で「化学」について理解しておきましょう。
辞書で「化学」を調べてみよう!
というわけで、辞書で「化学」と調べてみると、以下のように書いています。
デジタル大辞泉で調べた「化学」
・化学…物質を構成する原子・分子に着目し、その構造や性質、その構成の変化すなわち化学反応
などを取り扱う自然科学の一部門。
ロングマン現代英英辞典で調べた「化学」
・chemistry : the science that is concerned with studying the structure of substances and the way that they change or combine with each other
(化学は、物質の構造とそれらが互いに変化または結合する方法を研究する科学です)
要するに「化学」とは…
以上の2つの辞書の説明をもとに、「化学」とは何かを整理すると、
「化学」とは、僕らの身の回りの物(=「物質」)が
- どんな構造なのか
- どんな性質なのか
- どんなふうに変化・反応するのか
の3つを学ぶ学問
ということになります。(ただし①については小学校ではほとんど学ばないので、②と③について重点的に学び、中学以降で①の内容が追加されてより深い内容を学んでいきます。)
すなわち、より端的に言うなら、化学とは「物質」について深く学ぶ学問であり、よって「物質」に着目するという視点がとても重要になってきます。
なので、日常の生活の中でも、
- 身の回りにはどんな「物質」があるのかな?
- そしてその「物質」は、どんな変化をしているのかな?
という視点を常に持って過ごすことが、化学をより身近なものにし、より深く理解するために必要なスタンスになります。
「化学」に関する中学受験の出題例
少しずつ更新していくので、少々お待ちくださいませ。
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というわけで、「化学」についてはひとまず以上になります。少しずつ情報をアップデートして網羅度を上げていくので、今後もぜひチェックしてみてくださいね。